こんな方向けの記事です
「勝率80%のトレードでも、なぜか損をしている…」
「毎回勝ってるのに資金が増えない…どうして?」
「勝率よりも、長期で利益を積み重ねる方法を知りたい」
FXや株式投資において、「勝率」や「エントリー回数」だけを追いかけていても、資金が増え続ける安定したトレードにはたどり着けません。

勝ったり負けたりを繰り返す、、、
この記事では、過去に“勝率ばかりを追って負け続けた筆者”が、そこから脱却し「優位性を軸とした手法」にたどり着くまでの実体験とともに、初心者でも実践できる「優位性の見抜き方」とその再現性を高める勉強法・練習法を徹底解説します。
そもそも「優位性」とは何か?
● “勝ちやすい状況”を意味するが、再現性がカギ
「優位性(エッジ)」とは、あなたが勝ちやすい状況・パターンのことを指します。
でも、単に「勝てそう」と感じる状況ではなく、過去のデータに裏付けされた“再現性”がある状態であることが絶対条件です。
優位性とは、「将来も同じ条件で繰り返せば、トータルで勝てる確率が高い状態」。


「勝率が高いのに勝てない」人がハマる罠
● 利益が出ない主な原因
- 損切りが遅くてリスクリワードが悪い
- ドカン負けで全体の成績がマイナス
- 再現性のない“雰囲気トレード”に頼っている
● 実例:筆者の失敗談
昔の私は「勝率80%超」の手法を試していました。でも、2〜3回の負けで全利益が吹き飛ぶことが多発。
勝率ばかりを追い、「勝ち方」ではなく「負け方」に無頓着だったんです。


優位性をどうやって“見抜く”のか?
● ステップ1:チャートの「繰り返し」を観察する
- どの時間帯に動きやすいか?
- 特定のローソク足パターンが出た後に、どれくらいの確率で動くか?
- トレンドの継続 or 反転のシグナルは何か?
● ステップ2:統計的に“優位性がある状態”を定義する
優位性のあるトレード条件の例:
- 「5分足でダブルボトム形成後、移動平均線を上抜けた直後」
- 「30分足でブレイク後の初戻りでボリンジャーバンド±1σ反発」
- 「NY時間に高値更新した後、押し目で長下ヒゲ+出来高急増」
→ これらの具体的なシグナル+条件が揃う場面でのみエントリーすることで、ギャンブル性が減ります。


優位性があるのに「勝てない」原因と対処法
【原因1】リスクリワードが悪い
勝率60%でも「勝ち=+20pips/負け=−50pips」だと、トータルは赤字です。
【原因2】検証が足りず「自信」がない
「なんとなく優位性がある気がする」というだけでは、実践では使えません。
【原因3】感情に振り回される
「今回は負けたくない」「損切りしたくない」とルールを破れば、どんな優位性も意味を失います。


誰でも実践できる“優位性を育てる習慣”
● 習慣1:トレード根拠を言語化する
- 「なぜここで入ったのか?」
- 「なぜこの時間帯を選んだのか?」
- 「この形が出た後、過去はどうなっていたか?」
→ 曖昧な思考を排除して、「見える化」→「再現可能化」していきましょう。
● 習慣2:毎日3パターンの優位性チャートを記録する
- スクショ+コメント(時間帯・背景・感情)
- 勝ったトレードだけでなく、負けた中の「惜しかった場面」も収集
→ これを続けると、自分の“得意な相場環境”が明確になります。
● 習慣3:勝率よりも「想定通りだったか」で振り返る
- 結果が勝ちでも「想定外の動き」だったら、それはギャンブルです
- 負けたとしても「想定通りに動いたけど損切りになった」なら、それは“良いトレード”
→ 評価基準を「自分の優位性が再現できたか?」にシフトしましょう。
よくある質問(FAQ)
- 優位性って結局「インジケーター」や「手法」の話ですか?
-
それだけではありません。優位性=相場環境+時間帯+自分の得意な型の総合判断です。
- 勝率と優位性、どちらを優先すべき?
-
断然「優位性」です。勝率は後からついてきます。優位性のない場所で勝っても、再現性がありません。
まとめ|あなたの「得意な土俵」を知ることが最強の武器
勝率を上げるより、「どこで戦えば自分が強いか」を見抜くことが、トレードで長く勝ち続ける秘訣です。
✅ 今すぐできる行動チェックリスト
- 過去チャート100個を検証して「勝ちやすい型」を探す
- 毎日のトレードに根拠を言語化し、取引日誌をつける
- 結果よりも「想定通りかどうか」で評価するクセをつける
あなたにも、必ず「戦える場所」はあります。
勝率ではなく、「自分にとっての優位性」を磨いていきましょう。
その先に、あなたの資金が増え続けるトレードがあります。